現在エンジンO/H中のA君の79年750,21丁のスプロケットを仕込む為オーナー自らケースを加工です。
ユニット650・750通常20丁が最大ですが何故こんなデカイのを組むのかというとリア側ブレーキをディスク→コニカルハブに変更しつつほんのちょっぴりですがハイギアード化を狙うので御座います。
現在、前20丁後45丁(ファイナルレシオ2.25)であったのがコニカルハブにすると装着可能なスプロケットは47丁が最小で20&47(2.35)のファイナル。これだと初期750と同じではあるのですがエンジンの出力はややUPするように組んでいきますので21&47(2.23)とします。これで20&45とほぼ同等ですので立ち上がり加速にも影響は出ません。21丁はケースを合わせる前に組めばこんな風に削らなくても組めますがスプロケット裏のオイルシールが漏れ出したりしたらスプロケットがプライマリー側に脱着出来ないと交換出来ませんのでBSA・A65方式を採用することになりました。
金ヤスリとリューターによる全行程オーナー自ら渾身の手作業です。無言で集中しつつ数回の仮組みを経て約2時間ほど作業されておりました。お疲れ様でした。苦労した分だけきっと報われる事だろうと思います。