リプロの66~70年USタンク。台湾メイドのこの製品、とても良く出来ていているので「使える」パーツであります。
どレアな物なら別の話ですがベッコベコに凹みまくって中が錆びだらけみたいなオリジナルのタンクを内部錆取り処理して板金、パテ埋めなんてやっているとサフ仕上げまで持っていくまでにウン万円掛りますがこれなら即、塗装に入れます。
というのは大ウソで塗装前に色々とフィッティングしておかないとやはりハマる事もありますので各部をチェック。
ハリス製のセンターモールはアールを曲げたりあーだこーだして30分格闘の末なんとか装着。
タンクバッジのネジ穴は英車には良く使用される2BAですが溶接で歪んでネジが固くて入らなかったりしますんでタップで修正。ミリのネジを突っ込んだりしてはいけません。
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装着するタンクバッジ。これもハリス製を使用しますがウマい事付くかはやってみないと判りません。
これも再生産品ですので。
ガスキャップの相性も要注意。左はイギリス製で右のワッセルロゴ入りのは多分台湾製。
タンクに取り付けると左のはツイスト出来なくて右のは淵の部分がタンク上面に当たってしまってこれもNG。
結局、左のコルクパッキンを右のゴム製のと入れ替えるとしっくりきたのでこの組み合わせに決定。
何だかなぁ~。ガスキャップはタンクを造ったメーカーがそいつにしっくりハマる物を造るべきだと思うのですが残念ながら全てが別売り。国産のハイクオリティーなボルトオンパーツに馴れている方には気が狂いそうなこの現状。しかしこれでもあるだけマシ。
タンクバッジ対タンクはまぁまずまずと言ったところか?バッジ側のアールを少しベルトサンダーで削ったりして何とかもう少しイイ感じになるように合わせて行くとします。
今回のこれらのリプロパーツは当時モノが1つも無い状態の所からそれぞれを合わせていくので言ってしまうと合う訳がネェのです。大事なのは何とか合わせて行く「根気」で御座います。