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Channel: GLADSTONE MOTORCYCLES
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お漏らし修理

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GWは特に休むことも無く仕事!仕事!仕事!で御座いました。いつもご贔屓にアリガトウゴザイマス。
 
とあるバイク屋さんからのクイック修理というか、メンテナンス依頼の65年TR6SR。
エンジン下回りのオイル滲みが酷くなって来たとの事で一旦フキフキしてから走行チェックしましたがこりゃプライマリーだけでなくギアオイルがいろんな箇所からお漏らししてますのでオーナーの許可を取ってもらってから各所分解チェック。イマドキ珍しくステーターコイルがオリジナルのむき出しタイプ。
イメージ 1
プライマリーチェーン、テンショナー、スプロケット等は特に問題無いので再使用。
イメージ 2
プライマリー全分解してからのギアボックスも一度抜いてチェック。オイルシールは当時モノの様でカチカチですので交換できる所は全て交換。
イメージ 3
67年までのブッシングが露出しているタイプのメインハイギアー。この部分がスプロケットカバーのセンターシールに接触して減るとプライマリーのオイルがスプロケットの方に漏れます。68以降は改善されていてこういうトラブルは無くなります。あ、ウチで組んで販売した車両は初めから全て68以降に対策済みですのでご心配無く。
イメージ 4
ブッシング入替え完了。これでまぁしばらくは大丈夫でしょう。ちなみにこのブッシュ、方向がありますので圧入時は注意。内部の溝が回転時にオイルをギアボックス側に引っ張る方向になるように組むのが正解。逆にするとプライマリー側に出てしまいますのでNG。まー別にそれが原因で特に壊れたりはしませんケドね。
逆に組んであるヤツが実に多いので業者の皆さんお間違えのないように。
イメージ 5
ベアリング類は特に問題無しなのでこのまま行きます。
ここを開けたついでにカッチカチで少し割れかけていたブリーザーホースもこの際交換。
イメージ 6
プライマリー側はセンターダンパーがやはりNG。消耗しきったバックプレートとスパイダーそしてラバーを一新。
だいぶ内容がマシになってきました。あとは気になる箇所にもうチョイ手を入れます。
 

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