タイトル見て「ドキッ」としてしまったそこの奥さん、バイクの部品の話なのでそう興奮なさらずに。
さて今回ウチで初めて車検整備を行う86年ハリス750、キックレバーの戻りがイマイチという事ですのでキックカバーを開けて内部を点検します。
あっという間にステップが外れますのでメリデン時代と比較すると抜群に整備性が高いハリスですが
キックスプリングの支点がブチ曲がってます。ここにキックギアが接触してて戻りが悪いというのが原因。
しかしココは通常、接触するほど出っ張っていないので支点が緩んで出て来てしまった所にキックギアが絡んで来たのだと思います。
早速抜いて修正を試みてウマい事復元出来ました。スプリングには問題無く再使用。
せっかくカバーを開けたので出来る点検をしますが早速不具合発見。
画像中央のメインシャフトのナットがカタカタに緩んでおります。ココは新車時から一度も開けていない個体はほぼ緩んでいますので要注意。メーカーでロックタイトを塗布してキメていないのが原因ですかね。
一度外して脱脂しますが仮組みした時点でシャフトのネジ山に対してナットがメチャクチャ緩い。
もうかれこれ長い間緩んだまま走行を繰り返してナットの内部が痩せてしまっておるようです。
ストックの新品を仮組みしようとするもナットが入らない。???
あ~ハリスはここのネジ山が1サイズ太いのでナットも違うんでしたね。クラッチセンター側も同様で太い。
左:入っていた物 中:ソレの新品 右:それまでのタイプ 比べると結構違うもんです。
やっぱり新品ナットのネジ山はシッカリとしてました。ガッタガタのナットはサヨウナラします。
新品ナットにロックタイト高強度塗布してセット完了。
ここのトルクは50Ftlbですがネジの径が太いのでもう少し余分にトルク掛けます。
全てのチェック及び確認作業が終わりましたので組立て。ココはこれでもう安心。
しかしオイルを入れて始動してみるとエンジン内部より明らかに変な異音が・・・… 続く